こんにちは温故知新です。
久しぶりにオールド記事です。
オークションにも出品している事もあるのですが
温故知新的な収集ポイント的な事を書いてみようと思います。
マルチプライヤー(ベイトキャスティング)誕生から一世紀以上の年月が
経過しますが、最初の頃は
ダイレクトドライブリールと言うギヤに連動した
ハンドルが逆転するリールが始まりです。
きっかけは、やはりギリギリ?ですがオールドABU世代?ですので
じゃその前は?どんなリール?って事で、どんどんのめり込んでいきました。
自身、言わずも釣りが趣味なんですが(笑)
同じ釣りとしてのオールド釣り具は、”釣り”とはまた違う趣味としての認識になっております。
ここからは温故知新ワールドwです。
今回はオークション【フルーガー祭】第一弾として出品している
PFLUEGER AKRONを
例に取って紹介したいと思います。
フルーガー社は1864年の創業で、とても古い会社です。
(現在は、知っておられる様にブランド名だけが生きておりますが・・・)
ダイレクトドライブリールとしての現在の評価は、まちまちですが
温故知新的には
質実剛健というイメージで、同年代で双璧の当時の大企業シェイクスピアの
物より、しっかり作り込まれているリールだと思います。
使用感としては、相対的に特に回転が飛び抜けて良い訳でもなく、自重が軽く使いやすい訳でもなく
中堅所の印象です。
また、今回の出品であえて説明はしておりませんが
こんな、予備パーツをボディに仕込んだ、憎い仕様もフルーガーならではの仕事。
PFLUEGER AKRONは1930年頃の登場で
サイズ別に1893と1894とあります。
後にフリースプールとして1985が登場しました。
集めているうちに年代等による
仕様の変化にも気が付きます。
ここが収集の
迷宮なのです。
同じアクロンでも初期と後期ではプレート柄の違いが見られます。
初期とされる物はパテント(特許)ナンバーを記載した物で、後期ではアクロン専用のレリーフ柄が
回りに配置された物になります。(中期はPATENTED PAT'S PEND のみ)
また、ジュエルキャップ(人工メノウ)も古い物は赤で、新しくなるにつれ黒っぽくなると推測します。
ハンドルノブのカラーも様々で
同じ機種でも何種類かが存在します。
逆サイドを見てみると・・・
レベルワインダー回りのパーツに変更が見られます。
強度的な問題があり変更になったのかもしれません。(手前が新しいタイプ)
ニヤリ。
そんな、普通どうでもいいような事を探索していくと・・・。
こんな事まで気になって来ます。
???
解ります?
取り説をよく見ると1893Lはライトウエイトモデルなのですが
プラスチックスプールモデルとアルミスプールモデルが存在する事に気が付きます。
始めはプラスプールが新しいと思っていたのですが
下の番号をみると、どうやら
プラの方が古いのだと考える。
どうやら強度の問題で、変更になったのだと一人で、またニヤリ(✿◕ ‿◕ฺ)ノ))
あっ^^もうオタクの世界に(汗)
因にプラスチックスプールとは
こういうヤツ♪
各モデルで存在が確認されていますが、ちょっと希少モデル?
とにかくアクロンを例に挙げ
迷宮の入り口?を紹介しましたが、これは本当に入り口に過ぎません。
温故知新にとってはガラクタも楽しい酒の肴なのです(笑)